:外壁工事(透湿防水シート)の工事の流れ
写真・・・SAMATA施工事例より
防水工事は家を長持ちさせるためにとても大切な工程になります。
透湿防水シートは、構造用合板の上にタッカーで留めながら貼っていきます。
この透湿防水シートは、外壁の仕上げ材の内側に侵入してきた雨水を
防ぐためのものです。
そこで大事なのは、シートの重ね代です。
重ね代は、100mm以上が基本ですが、シートそのものに
重ね代を何mmとするべきか記載されていることが多いので、
これを守るようにします。
通常、この透湿防水シートはロールになっていて、
横方向へぐるりと建物を巻いていくように貼っていきます。
なので、重ねる部分に水が入らないように、
下から順に、上側のシートを上に重ねるように貼っていきます。
写真・・・SAMATA施工事例より
建物の角の部分では、透湿防水シートで巻くように張り、
角部にシートの切れ目をもってこないようにします。
この部分の左右の重ね代は300mm以上とします。
さらにサッシ周りは、特により慎重で丁寧な施工が求められます。
防水テープを貼って隙間ができないようにします。
:外壁仕上げの建築工程
写真・・・SAMATA施工事例より
透湿防水シート施工の後、胴縁を施工していきます。
通気胴縁で通気層を確保し、壁内結露を抑制します。
そして、胴縁の上にサイディング材を施工していきます。
サイディングは、外壁面の一番下から順に施工していきます。
外壁の仕上げ材にはサイディング以外にも、モルタルや
ガルバリウム鋼板などもあります。
モルタル仕上げの場合は、通気層を設けない場合もあります。
現場によって施工方法も様々です。
断熱工事~完成編は次回お届けします。