弊社が建てる家の中には、
「中庭」をつくっているお家がありますが、
その理由は、そうすることが、
その土地で懸念される問題点を解決するための手段だからです。
例えば、周囲が家に囲まれていたり、
敷地の南に家が建っていたりする場合、
近隣の家から距離を開けることなく窓をつくったとしても、
その窓から期待通りの光を採ることが出来ません。
なので、そのような環境の中でも、
しっかりと家全体に光を届けるためにも、
近隣の家から窓までの距離を、
充分に開けるようにする必要があります。
そして、その選択肢の1つが“中庭”である
というわけなのですが、
とはいえ、“中庭”をつくるとなれば、
どうしても建築コストが割高になってしまいます。
なぜ、家のコストが高くなってしまうのか?
と言うと、“中庭”をつくれば、
壁の面積が増えてしまうことになるからです。
つまり、外壁工事にかかる費用や内装工事にかかる費用、
そして断熱工事にかかる費用などのコストが増えてしまうため、
その分建築コストがアップしてしまうということです。
また、壁の面積が増えるということは、
それに伴って基礎工事の面積も増えることにもなるため、
同時に基礎工事の費用までもアップしてしまいます。
これらの理由から、
“中庭”がある家はコストが割高になってしまうわけなんですが、
とはいえ、これからお伝えさせていただく内容さえ
しっかりご理解いただければ、
予算を一切上げることなく、また品質を一切落とすことなく、
建てることが出来ます。
✔️家の品質を一切落とさずに建築コストを抑える工夫
そのためには、
2つの工夫が必要になります。
工夫1:必要以上に部屋を大きくしない
まず1つ目の工夫が、
必要以上に部屋を大きくしないということです。
例えば、あなたは、
寝室にどれくらいの広さを求められるでしょうか?
10帖でしょうか?
あるいは8帖でしょうか?
あるいは6帖でしょうか?
もし、あなたが、
寝室は、ただ寝るだけのスペースだなとお考えであり、
かつ、寝室にはベッドぐらいしか置かないのであれば、
置かれるベッドのサイズや個数によっても違いますが、
多くの場合、6帖もあれば充分だったりします。
(6帖あれば、ダブルベッドを2台並べて置くことが出来ます)
となると、10帖をつくるよりも
4帖ものスペースをカット出来ることになるのですが、
その結果、100万円〜120万円ものコストがカット出来ます。
工夫2:やみくもに部屋を多くつくらない
そして、2つ目の工夫は、
やみくもに部屋を多くつくらないということです。
例えば、親御さんが泊まりに来た時や、
もしもの来客の時のために、
和室が欲しいとおっしゃる方がいらっしゃいますが、
“和室”って本当に必要なのでしょうか?
この和室をつくるために
6帖家の面積が増えるとしたら、
それだけで150万円〜180万円建築コストが増えることになります。
でも、それをつくったとしても、
一体どれだけの頻度でその部屋を利用するでしょうか?
親御さんが泊まりに来た時などは、
子ども部屋で寝てもらうようにすれば、
わざわざつくる必要がないような気がしませんか?
✔️家をコンパクトにする方が合理的
この2つのコトを意識していただきつつ、
家づくりをしていただければ、
必然的に家がコンパクトになります。
そして、その結果、
家のコストを大幅にカットすることが出来るようになり、
コストが上がる要因となる“中庭”をつくったとしても、
決して驚くような金額にはなりません。
また、家をコンパクトにすれば、
必然的に光熱費もカット出来るようにもなります。
あるいは、最小限の光熱費で、
家全体を温度差のない快適な空間にすることが出来ます。
弊社では、このような考えのもと、
家づくりをご提案させていただいているのですが、
もしあなたが、そんなお家が見てみたいとお考えであれば、
いつでもご連絡いただければと思います。
合理的で暮らしやすくオシャレな家をぜひご覧ください!