:土台も日々進歩しています。
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SAMATA施工事例より
基礎工事が完成すると、次は土台敷きです。
借り暮らしのアリエッティというジブリの映画、
ご覧になったことはありますか?
アリエッティが基礎の換気口から出入りしているシーンがあります。
あれは、床下と外部の換気を目的としています。
現在は、換気口から進化して、基礎パッキン、というものを敷いていきます。
基礎パッキンは、下の写真のとおり、空気が通る構造になっています。
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基礎パッキン(外部サイトより)
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基礎パッキン+土台(SAMATA施工事例より)
まず、土台や大引が搬入されてきます。
プレカット工場で予め加工された材料ですが、
現場でただ組み立てるだけでよいというわけではありません。
材料に記載された記号を参考に、プレカット図を見て材料との照合をします。
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プレカットされた木材(外部サイトより)
次に、基礎に墨を打って、木材を設置位置へおいていきます。
間違いがないか図面と照合した後、アンカーボルトを締めます。
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床束(ゆかづか、外部サイトより)
大引を設置していきますが、ここでは床束を設置して、
大引きを下から支えます。
床束は鋼製のものが多く、束と束の感覚は910mmとします。
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根太レス工法(SAMATA施工事例より)
床は、上棟後に施工することが多いそうですが、
SAMATAでは土台敷きの後に床組をします。
床組には根太(ねだ)を用いる工法と、剛床(根太レス工法)とがあります。
最近は、水平方向の力に強いといわれる根太レス工法の住宅が多いです。
ちょっと昔の家は、古くなると
「根太が落ちた!」
なんて話をよく聞きましたが、最近は根太もつかわない方法があるのですね。
建築関係もいろいろ日々進歩しています・・・。
次回は、いよいよ建て方(上棟)の工事の流れをご紹介します。