上棟式ってどんな式?
「上棟式」は建前(タテマエ)とも呼び、
無事に棟が上がったことに喜び、感謝するものです。
(棟とは木造住宅の棟木のことです。)
地鎮祭に比べ、上棟式は省略される施主の方も多いです。
というのも、地鎮祭は神主を呼んで行う
神事的な儀式であるのに対し、
上棟式は職人を労い、もてなすお祝いの意味合い
が多いことから、省略される場合も多いのです。
工事に関わった人が一同に会し、
今後の工事の安全を祈願し、お互いの協力の元に
家をつくり上げていこうとする
意思表示の会でもあります。
このように上棟式はお祝いの会ですので、
一般的な住宅の場合、地鎮祭と異なり
神主さんを呼ばないことが多いです。
ただし、地域によっても異なります。
なぜお餅やお米をまくの?
地域によっては上棟式の際にお餅やお米などを
撒く習慣があります。
家を建てるということは「吉」に当たる行為です。
その吉をお米やお餅を配ることによって、
他人に分け与えます。
そうすることで、吉事の反動としてやってくる
「凶」を緩和する目的があると言われています。
そのため、上棟式をやらない場合でも、
餅や米だけを撒くという場合もあるんです。