11月になり寒くなるにつれ空気も乾燥してきましたね。
空気が乾燥すると火事が増えます、冬場は一番火災の起こりやすい季節なんです。
毎年、住宅火災によって約1,000人の方が亡くなっています。
大切なマイホームだけでなく家族の命をも奪う恐ろしい火災、住宅
火災の発生や逃げ遅れを防ぐために消防庁は【いのちを守る7つのポイント】を
防火対策として呼びかけているので紹介します。
3つの習慣
火災の発生を防ぐために3つの習慣を守りましょう。
- 寝たばこは絶対しない
- ストーブの近くに燃えやすいものを置かない
- コンロに火をつけたままでそばから離れない
4つの対策
万が一に火災が発生しても、被害を抑え人命を守るために、日ごろから4つの対策をとりましょう。
- 逃げ遅れを防ぐために、「住宅用火災警報器」を設置する
- 寝具やカーテンなどには防炎品を使用する
- 火災を小さいうちに消すために、住宅用消火器などを設置する
- 日頃から隣近所との協力体制をつくる
消防庁の調べによると、2009年に建物火災で死亡した人のうち、
約9割が住宅火災によるものでした。そして、住宅火災で死亡した
要因として最も多いのが「逃げ遅れ」で、全体の約6割を占めています。
「逃げ遅れ」の志望の要因は、主に深夜の就寝時間帯に火災の発生に
気付かず、招いてしまった惨事と考えられています。少しでも早く火災の
発生に気付く事が出来れば救われた命だったかもしれません。
特に火災の恐ろしさは煙にあります。煙により、呼吸を妨げられるだけで
なく、視界を奪われてしまい、結果、避難することが困難になってしまい
ます。つまり、火災から命を守るには、初期段階の発見により、避難する
時間を少しでも多く作ることが重要です。
このような背景から、住宅火災発生時の「逃げ遅れ」を防止するため、
全ての住宅について住宅用火災警報器の設置が全国で義務付けら
れました。
一酸化炭素中毒とは
火災による死因で多いのは、やけどと一酸化炭素中毒・窒息です。
一酸化炭素は、火災によって生じる煙に含まれています。3~4分吸い
込むと昏睡状態に陥るので非常に危険です。たとえ火元から離れた
場所にいても、火災発生に気付くのが遅れると、逃げ遅れて煙に巻かれ、
死に至るケースも少なくありません。このことからも、住宅用火災警報器の
設置により、火災の発生をいち早くキャッチする事が重要です。
これから新築を建てる方は平成18年6月1日から設置が義務付けられています。
また設置する部屋は、各市町村の火災予防条例で定められた場所に
取り付ける必要があります。ただし、全国共通で、寝室および寝室が
ある階(寝室が避難階となる階にある場合は除く)の階段には、原則
として煙式を設置しなくてはいけません。
- 寝室・・・全ての寝室が対象(子供部屋なども、就寝に使用する部屋は設置)