ファサードとは?
ファサードとは、建物の正面からの外観を表す言葉です。
フランス語で顔を意味するファサード:facade(face,顔)が語源、
つまり、家の顔を意味しています。
顔の場合、眉毛を整えたり肌をお手入れしたりすると、
見た目が整って良い印象を与えます。
ファサードも家の顔ですから、
街に馴染むように外観を整えたり、
外構を整えたりすることによって
見た目の印象が良くなります。
人の顔を見るとその人の人物像が何となく想像できるように、
家の顔を見るとどんな家族が住んでいるのか想像できるものです。
建物の機能性だけでなく、
見た目も素敵な家づくりをしたいものですね。
ファサードを設計するときのポイント
■住宅のシルエットを考慮する
人がファッションを決めるときには
洋服を着たときのシルエットを意識しますよね。
自分に合うシルエットの服を着れば、
より美しく魅せることができます。
家も同じで、建てる時にシルエットを考えることが大切です。
建物のシルエットに大きく影響するのが屋根の形です。
極端な例を挙げれば、一般的な三角形の切妻屋根、
それとは反対に真ん中が凹んでいるバタフライ屋根では
印象が大きく異なります。
その他の屋根が平らな陸屋根など、
最近流行の片流れ屋根など、
屋根の形状で家の印象は大きく変わります。
土地の形でもある程度の建物の形は決まってきます。
変形地や狭小地の場合、あえてその土地の形を生かした
デザインも良いでしょう。
■時刻による変化を意識する
昼間は周りが明るく、外観の美しさがそのまま反映されます。
夜になると暗くなるので外観の細部は見えづらくなりますが、
その代わり、光りの演出で違う顔を見せることができます。
エントランスの光り、部屋から漏れる光で、
家を美しく演出することができます。
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