住宅完成まで、弊社の場合は契約から8カ月後を目安にお引き渡しとなります。

 

銀行とのやりとりが終わり、図面も完成すると、いよいよ着工です。

 

着工してからは4カ月前後完成となります。

(ちなみに、建売住宅は、着工から2カ月程度と言われています)

 

それでは、モデルケースAさんのスケジュールをみていきましょう。

 

 

 

 

 

家造り相談会や勉強会

資金計画やFP相談

土地相談

→土地がある場合

 

住宅を建築するための土地を既に所有している場合は、

ハウスメーカーなどの建築会社と建築工事請負契約を交わし、

契約時に定めたスケジュールに合わせて、中間金※等を支払ったり、

住宅ローンの契約および決済の手続きを行ったりしていくことになります。

 

※中間金とは、建築工事請負契約時に支払う着工金とは別に、

契約後に建築費用の一部を支払う金額のことです。工事中に支払う金額で、

完成後に支払う最終決済とは異なります。

支払いの時期は、契約によって異なります。

現金で用意できない場合は、つなぎ融資※※の利用を検討する必要もあります。

 

 

→土地がない場合

住宅を建築するための土地を所有していない場合は、まず土地の購入を行います。

土地の購入代金が、現金で準備ができない場合は、

つなぎ融資※※を受けて建物の着工スタートまでには土地への支払いは完了させておく必要があります。

つなぎ融資は、住宅が完成するまでの短期間、無担保で融資を受けることのできる商品です。

無担保融資であるために住宅ローンの金利水準よりも高めの金利水準であることを知っておきましょう。

並行して、ハウスメーカーなどの建築会社と建築工事請負契約を交わし、

契約時に定めたスケジュールに合わせて、中間金等を支払ったり、

住宅ローンの契約および決済の手続きを行ったりしていくことになります。

 

 

※※つなぎ融資とは、住宅が完成するまでの期間に借り入れを行うローンのことをいいます。

住宅ローンは、原則として完成した住宅を担保に融資されることになるため、

住宅が未完成の間は、融資を受けることができません。

住宅完成前に、土地や中間金の支払いにお金が必要となりローンを利用する場合には、

つなぎ融資による融資実行を受け、正式に住宅ローンで融資を受けたときに、

つなぎ融資を一括返済するのが一般的です。

(例)

土地の購入および登記手続き(手付金/購入代金/つなぎ融資手続き)

    ↓

建物建築工事請負契約(着工金/住宅ローン仮審査)

    ↓

中間金支払い(契約によってはない場合もある)

    ↓

金銭消費貸借契約(住宅ローン契約)

    ↓

完成引渡し(住宅ローン実行/つなぎ融資返済/残代金支払い/登記手続き)

 

土地の中には、「フリープラン」等とうたう建築条件付き土地というものもあります。

これは、土地購入後、数カ月以内に売主または売主の指定する建設業者との間で建築請負契約を結ぶことを条件とした土地です。

この形態で販売される土地は、土地の売買契約だけでなく同時に建築工事請負契約を締結することになるのですが、

自由に設計プランを考えられる余地が少なかった等、当事者間の意思相違が発生しているケースも多いので、

契約は慎重に行いましょう。

 

完成見学会やOB宅見学

住宅ローンの事前審査

プランニング申込

請負契約

プラン確定に向けての打ち合わせ

地盤調査・敷地測量

地鎮祭

仕様決め①(ショールームの紹介など)

確認申請

仕様決め②(電気図の提示・設備差額費用などの提示)

仕様決め③(電気図面や内装等の決定)

仕様決め④(クロス等の最終決定・設計契約からの金額の増減確認)

着工

中間打ち合わせ

最終検査

お引き渡し

 

 

 

 

 

まとめ

 

特に注文住宅の場合、設計や仕様を考えていく中で

当初考えていた予算よりも必要費用が増える可能性があります。

まずは、住宅にどれくらいのお金を使っても将来の家計収支に支障がないのか、

把握しておくことが大切です。