今回は、家を建てるための3つのポイントのお話です。
:新築したいと思ったとき、何をすればいい?
①資金計画を立てよう
最初に把握しておきたいのは、予算です。
予算はあなたのお財布と考えてください。
お財布の中身が把握できていないと、いくらの買い物ができるのかわかりません。
まずは建築費用を考えていきましょう。
単純に資金とはいっても、建物にはいくらかけられるのでしょうか。
資金(予算) × 約15% = 諸費用 としてかかってきます。
結果、
資金(予算)- 諸費用 = 土地と建物にまわせるお金 となります。
次に、借入額の目安は、年収の5分の1(20%)以下です。
金利を1%とすると、以下の金額が年収負担率20%の借入額です。
・年収300万円・・・1,771万円
・年収400万円・・・2,362万円
・年収500万円・・・2,952万円
・年収600万円・・・3,543万円
・年収700万円・・・4,134万円
②土地を決める・調べる
資金計画ができたら、次は土地についてです。
親の土地に建てる方もいれば、土地を新たに購入する方もいるでしょう。
どのケースでも、まずはその土地が「家を建てられる土地」かどうかを調べましょう。
主なポイントは次の3つです。
1.用途地域
都市計画法では、
「都市計画区域」と「都市計画区域外」とがあります。
また、都市計画区域の中には、
「市街化区域」と「市街化調整区域」があり、
住宅を建てることができるの基本的に
「市街化区域」
となります。
しかし、市街化区域であっても、家が建てられない土地があります。
それは「工業専用地域」です。
工業専用地域内の土地が住宅用として
不動産会社等で扱われていることはありませんが、
万一の時に備えて最低限知っておいてください。
2.土地と道路の関係
マイホームは、建築基準法という法律に則って建てることができます。
この建築基準法では、土地と道路との関係も規制しており、
住宅用の土地には、
幅員が4m以上の道路に間口2m以上接していなければならない
という「接道義務」が存在しているのです。
では、道路幅員が4m未満の土地だったらどうでしょうか。
この時には、
道路の中心線から2m後退したところを道路境界線とみなす
「セットバック」
という規制が発生します。
この時注意すべき点は、
セットバック分だけ土地が削られることとなり、
セットバックした土地には建物は当然のこと、
塀などの工作物も設置できません。
3.接する道路の種類
道路には「公道」と「私道」とがあり、
公道は国道、県道、市町村道といった行政が所有する道路です。
私道は一般の人が所有する敷地を通行用に利用している道路となります。
道路ごとで注意すべき点はありますが、
「私道」は個人の所有ということもあり、
詳細な調査をしなげればトラブルに巻き込まれることがあります。
特に注意しなければならない道路であることを知っていなければなりません。
③間取り
①と②がクリアすると、間取りプランに着手できます。
間取りを考える上でのポイントを確認しましょう。
・住宅用語を確認する(リビング・ダイニング・キッチン等)
・土地の形状や周囲の環境にあった間取りを考える
・家族の中で優先順位を決めて間取りに反映する
・開放的な空間は臭いも共有してしまうので注意
・採光と風の通りを考える
・日々の暮らし方を動線に反映する
・コンセントの場所を考える
・水廻りをあちこちに作りたい人は音に注意
・西日がどの程度入るのか確認
いかがでしたか?
3つのステップを理想の家づくりにお役立ていただければ幸いです。