:ライフプランで将来にわたる資金計画を。
住宅ローンを組む前に、必ずやっていただきたいこと、
それは、ライフプランの作成です。
なぜライフプランを作成するかというと、
長期にわたって返済していく住宅ローンに家計が対応できるのか、
将来まで見据えた資金計画をしなければ、
お子さんの教育費や車の買い替え、金利の上昇などに対応できず、
住宅ローンが払えなくなってしまう危険性があるからです。
近年、住宅ローンが支払えず、持ち家を手放す人が増えています。
その割合は10人に1人ともいわれます。
その中でも、自己破産にまで陥ってしまうケースは、
住宅ローン支払い者の100人に1人の割合なのです。
:金利や借入可能額だけで銀行を決めるのは危険。
住宅ローンを組む際、住宅会社が勧めてくることが多いのは、
一見条件が良い提携している銀行の商品です。
「固定金利なら2500万円まで借り入れられますが、
変動なら3000万円まで借りられます。」
このような場合、借入可能額と返済可能額は一致しているのでしょうか。
ライフプランを作成せず、将来の来るべき支出もわからないまま、
返済可能なギリギリのラインで住宅ローンを組んでしまったとします。
この場合、次のような危険が待ち受けています。
・金利が上昇する
・思ったほど収入が増えない or 減ってしまった
・出産のため、妻が産休に入って減収となった(共働きの場合)
・習い事や進学で教育費がかさんだ
・病気等で減収となった
・車が故障して買い替えになった
etc・・・
上記のようなあらゆる危険、ピンチが潜んでいるのです。
そしてこれは、だれしも起こりうることなのです。
:ライフプランをもとに、総合的に判断して住宅の予算を決める。
一昔前は金利が今より高く、
頭金を入れて住宅ローンの借入額を少なくすることはいわば常識でした。
しかし、超低金利の今、頭金を数年かかって貯めるのか、
適正価格で住宅を購入するのか、どちらが得なのでしょう。
個人の価値観もありますが、
頭金をためている間に金利が0.5%上昇したとしましょう。
・・・住宅ローンの総支払額は、300万円増えてしまいます。
頭金を200万円貯めていたとすると、
貯めていたはずなのに100万円のマイナスです。
そんなことにならないように、
今現在の収入、建てたい家の価格、土地に充てられる予算、先々の支出・・・
それらのことを総合的に「プロ」に判断してもらうことが重要なのです。
みなさんも、ぜひ、一度はライフプランを作成してみましょう。